幼なじみの恋。ー妬まれ、嘘をつき、離れるー

「う、うんっ・・・。」


中に入ると、痩せている杏樹がいた。


普段も痩せているけど、もっと痩せた。


俺、情けねぇ。


俺は杏樹を抱きしめた。


「と、斗杏っ?」


「ほんとごめん・・・っ。


杏樹を傷つけた俺が許せないんだ。


もう少しこうしていていい?」