小学校の卒業式。


可愛いブランドの制服の服をきて、

可愛く髪を決めて、登校した朝。


「雪ってやっぱり、みんなと違うね」


そうでしょう?私は違うの。


「いやいや〜そんなことないよ〜!

みんなの方がぜーんぜんかわいい!!」


あー、嘘つくの飽きる。


でも、これが可愛く生まれてきた私に与えられた

試練だから、耐えなくちゃいけないの。



名前が呼ばれる。



松浦 雪。




「はい。」




この6年間を振り返る、そして思う。



やっぱり、私が一番上なんだよ。バカが。



壇上の上でみんなを見下した。