カツカツと足音が響く音をきいて、

それと同時に過去の男の人数を数える。


あ、10人越したわ。名前忘れた奴いたわ。

あーどんな奴だったっけ。忘れた忘れた知らない。


可愛いくせに汚ねえとか。

最悪な人間だ自分。



「ま、どうせ可愛いんで。」



ポツリ、呟く。


どうせ誰も聞いてないし、自由でしょ。