まるで、何かが狂ってしまったのだろうか。

自分の部屋にいたはずなのに...

知らない場所にたっていた。

「は...?」

そこは、知らない浜辺だった。

透き通るようなコバルトブルーの海

砂浜からじんわりと伝わってくる熱は

まるで夏を感じさせる程だった。

しばらく僕は回りを見渡す。

人一人いない砂浜は不気味に見えた。

地平線が見える。

日は沈み始め、より一層暑くなる。

僕は、倒れてしまった...