駅から徒歩10分。すぐに家に着いた。


「げっ!!あれ何!?」


つい、大声で叫んでしまった。
何てったって、家の前に6台のリムジンとレットカーペット
それから大量のSPらしきスーツを来た人がズラリ。

恐る恐る玄関まで向かう。

レットカーペットを目で追っていくとそこには……


「あっ!いい匂いイケメン男子!?」


あっ!ついっ。ヤベッ。怒られそ〜


「あっ。やっと帰ってきたのかよ!おセーンだよ!」


はっ?なんなの?あんたら、うちの前に何分前からいたんよ!


「はいはい。遅くていませんねー。ていうか、なんでいい匂いイケメン男子がうちにいるわけ?」


すると、イケメン男子がはぁっとため息をついてから口を開いた。


「あのなぁ、俺にも名前ってもんがあるんだよ、先に名前を聞くのがマナーじゃないのか?」


なにが、マナーよ!!


「へぇーあんたにも、名前なんてあるんだ」



「当たり前だ」


フンッとえばったような返し方。ムカつく〜!!


「で!うちに何の用!?」


「そっ。そんなに怒るなよ…」

怒るよ!だって、怪しすぎるし、まず、なんで私の家知ってるわけ?

はっ!?まさか、ストーカーとか!?

ヒェーーー。怖い!怖い!