「楓、優衣先輩の事が好きです!!」
「は?」
何。
ちょっと待って。
……はぁ?
訳が分からないんだけど。
急に何って言うかどうしたの?って言うか……
状況が飲み込めない。
「楓…、優衣先輩の事好きになっちゃった……」
…そんな赤面した顔で言われても……。
「何、言ってるの?
白木さんは隼が……」
「あれ、嘘です」
え、そんなあっさり……
「楓、昔から好きな人に意地悪しちゃう癖あって……」
えっと…………
「だから優衣先輩、隼なんかじゃなくて私と付き合ってください」
ぺこりと腰を折り曲げて私に右手を差し出す白木さん。
私は助けを求めて隼と駿くんを見る。
2人とも「まったく」とかなんとか言っている。
…………これが、よくあること?
「楓、そろそろその癖なおして」
すると駿くんがそう言って私に頭を下げている白木さんの頭をあげさせる。
「だって……かわいいんだもん」
「だってとかじゃなくてね…
優衣ちゃんが可哀想」
「まぁ、言わなかった俺らも俺らで悪いんだけど」と隼。
「だってしょうがないだろー、言ったら楓ちょーこえーもん」
駿くん…。
あなたたちは、白木さんの尻に敷かれているのね……。

