私は1人、涙を流した。 「ん………」 イテテ…… 座ったまま寝てしまっていたみたいで、首が痛くて目が覚めた。 私は首を擦りながら目を開けると、まだぐっすり眠っているお母さんが視界に入る。 昨日の間接照明で照らされていたお母さんとは違い、今は朝日で照らされている。 「ん……ふぁ…」 私はそんなお母さんを横目に体を伸ばすと欠伸をした。 よかったのかな、こんなに私居座って。 なんにも言われなかったけど……