「あ、そういえば隼くんたちのクラスは何やるの?」

花音と2人、呼び込みをするために教室をでると花音が思い出したように言う。


「なんか喫茶店らしいよ?
普通の」

確かこの前言っていた気がする。

「普通~?うそだね、学園祭なんだからきっとコスプレかなんか着てるね」

花音はそう言って顎に手を当てた。


まぁ、衣装の事は何も言ってなかったなぁ。


「後で見に行く?」

私も気になるし。

「行く行く!」

花音はノリノリでそういうと、とりあえず来た一般客を呼び込むために校門へ向かった。