でも、好き。

《レイ&梨花

今日は久しぶりに2人とも仕事がオフ。
お家デートすることになった。


俺は、あんまり気分が乗らない。
ま、理由は言うまでもないか

でもその一方で、
梨花は可愛い部屋着を着て、
楽しそうにずっとにこにこしている。

だからこそ、申し訳ない気持ちがある。

レイが作ったご飯はすごく美味しい
これは自慢できることだと思う。
特にオムライスはレストランで食べるオムライスよりもずっとずっとおいしい。

のんびり映画を見て夕方まで過ごした。
すごく感動する映画で泣いちゃったけど…そんなことおかまいなしで梨花は眠ってしまった。

梨花《…あ、寝てた》
レイ【寝すぎ】
梨花《てか、お腹空いた~。
ね、ご飯食べに行かない？部屋着だけど》
レイ【この格好で？ん、ま、いいよ。】
梨花《どこいく？》
レイ【どこでもいいけど】
梨花《もー！ちゃんと考えてよ！》
レイ【だってどこでもいいもん】
梨花《んー》
レイ【決めていいよ】
梨花《いつものとこいこ！》
レイ【この前行ったじゃん】笑
梨花《決めていいって言ったでしょー？》
レイ【んじゃ行くか】
梨花《うん！》



梨花が決めたのは オレンジ っていう居酒屋。
よくメンバーで行く居酒屋だ。
本当によく行くから店員さんにも顔なじみがいる。

まさか、メンバーに会うことはないだろう。
ま、あったとしても、何事もなく終わるだろうし、
お腹がすいてきたし、とりあえず行くか。


レイと梨花は オレンジ に向かった。



◎梨花side

いつになったら今までのレイに戻ってくれるかな。

てゆーか、レイが好きになっちゃった人って誰！
なんなんだろ！もう！！
目の前に現れたらぶん殴ってやる！！

って言っても、仕方ないんだもんね…

私がレイのことちゃんと思ってることも
まだまだ、っていうかずっと一緒にいたいって
思ってるってことをきちんと伝えて、
こんな事言うのひどいかもしれないけど、
レイのこと好きになっちゃった人から離したい。

完全に。



レイ、戻ってきて、私のところに。