〝真結! 真結! 頼むから…
頼むから起きてくれよ!!!なぁ!!〟



この声…

永倉さんだ!!!



〝真結… 真結…〟



永倉さん


目を開けなきゃ!!!



戻らなきゃ!!!





「真結! わかるか?」



永倉さん! 良かった! 戻れた!




「おはよう…ございます」



「おはよう」




永倉さんは、泣いていた

私、どれだけ寝てたのかな


「ごめんなさい… 死なずにすんだみたい」


「良かった
もう… 目覚めないかもって…
怖かったんだからな!」


「うん… 泣かないで…」


永倉さんの涙を拭う

永倉さんが、私を横抱きして

部屋の外へ


「目覚めた!!!」


永倉さんが叫ぶと

私の畑にいた近藤さんと土方さんが
1番に駆けつけてくれた


「畑とかするんですね ふふっ」

「馬鹿 こっちのが長えし」


土方さんが、私の額に手をあてる


「熱もないのに、どんだけ寝てんだ」


「すみません… でも…
もう… 限界みたい 眠くて…」


「え!?真結!待て!また寝るのかよ!?」


「サクタ君!すぐ起きてくれよ!?」


「うん… ごめんなさい…」







私は、また目を閉じた