「私…死にかけてるみたい」



サクタがそう言って、倒れてから




もう5日





眠ったままだ



山崎さんは、特に異常を見つけられず

何人か医者に診せたが、異常ないと言われ

ただ、目覚めるのを待つだけとなった



さらに5日





「こんなに目覚めないなんて…」


ずっと看病し続けるのには、限界があり
男所帯で、放置するわけにも行かず


「原田 おまさに頼めねえか?」

「俺のとこは、良いけど…」


チラリと永倉君を見る


「もう少し、あと5日
真結が目覚めるのを待ちたい」


恋仲になってから、誤解やら

永倉君は、仕事以外ずっとサクタに
付きっきりになっている


「永倉 おめえを心配してんだ…
サクタが目覚めても、お前が寝込んで
心配かけてどうする
サクタは、そういうの気にするぞ」



「起きろって呼びかけてくる…」






憔悴しきりの永倉君が、可哀想で…



「俺は、アイツの畑見てくる」と、土方さん

「俺も手伝おう」と、近藤さん


サクタ

皆、待ってるんだぞ!?



一体、どうしたんだ