「真…真結?」


振り返った真結は、まるで敵でも見るように、俺を見た



「真結!」




真結の表情が歪んだ

とても悲しそうに、今にも泣きそうに



「永倉!!そいつ… 生きしてるか!?
なんか、顔色悪いぞ!!」



土方さんが、戦いながら声を掛けてきた



改めて真結を見ると

確かに、胸に手を当て

呼吸しているように見えなかった



人工呼吸!!!



真結!!息してないときはいいんだよな?


真結を横にして
何度か息を吹き込む


胸が痛むのか?


胸を擦って、もう一度人工呼吸



「真結!!」



なんで? なんで、息しねぇんだよ!



「新八!!どうした!?」

「左之…真結が、息しねぇんだよ」

「アレやったのか!?」

「やってる」

「息するまでやれよ!」

「おう」