どうしたらいいんだろう…
いつも通り買い物へ出掛ける
このままじゃ駄目… そう思ってるのに
「悩み事か?」
「え?」
振り返ると、久しぶりの桂小五郎
「久しぶりだな」
「……」
「なんだ?また忘れたのか?」
「桂さん?」
「なんだよ 覚えてるんじゃないか」
「桂さん!私がわかるんですか!?」
「……真結だろ?」
新選組の記憶は、消えてしまったのに
桂さんは、私を覚えていた
私達は、いつかきた河原で
話をした
最初に会った時のことから
今、私のことを覚えているのが
桂さんだけだということまで
「こんなカタチで、真結の特別になるとはな
新選組を出たいなら、俺のところに来るか」
「嫌です」
「はははっ だが、離れたいのだろう?」
「まあ… でも、敵になりたくない」
「どこかに逃がしてやるよ
生活に困らないようにな」
桂さんの誘いは、私の望み通り
だけど、簡単に選べない
新選組に未練がある
なぜ? 未来を変えない為には
これが最高の選択なのに
……永倉さんを守る為なのに
「呼んでくれたらすぐに行く」
チリンチリン
私に鈴を渡し、桂さんはニコリと笑い
去って行った
いつも通り買い物へ出掛ける
このままじゃ駄目… そう思ってるのに
「悩み事か?」
「え?」
振り返ると、久しぶりの桂小五郎
「久しぶりだな」
「……」
「なんだ?また忘れたのか?」
「桂さん?」
「なんだよ 覚えてるんじゃないか」
「桂さん!私がわかるんですか!?」
「……真結だろ?」
新選組の記憶は、消えてしまったのに
桂さんは、私を覚えていた
私達は、いつかきた河原で
話をした
最初に会った時のことから
今、私のことを覚えているのが
桂さんだけだということまで
「こんなカタチで、真結の特別になるとはな
新選組を出たいなら、俺のところに来るか」
「嫌です」
「はははっ だが、離れたいのだろう?」
「まあ… でも、敵になりたくない」
「どこかに逃がしてやるよ
生活に困らないようにな」
桂さんの誘いは、私の望み通り
だけど、簡単に選べない
新選組に未練がある
なぜ? 未来を変えない為には
これが最高の選択なのに
……永倉さんを守る為なのに
「呼んでくれたらすぐに行く」
チリンチリン
私に鈴を渡し、桂さんはニコリと笑い
去って行った


