友達って…いいもんだなぁ。



あれ、待てよ…これだけで友達って言えるのか!?ただ移動教室で一緒に行っただけだし…
さくらちゃんは、私のこと友達って思ってくれてるのか…?
嫌われては…無いよね?だって帰りも一緒にって言ったらこころよく(?)OKしてくれたんだし…

「そら良かったじゃん!」

べシーン!と背中を叩かれた。ちょっと苦しい。

「いっったいなぁもう!あんたはほんっと加減ってもんを知らないの!?」
「まぁまぁ落ち着いてって〜。教室帰るとき、さくらと2人っきりで、ね?」
「!?う、え、私は…えっ?ふ、2人っきりって、は?あわわわ」
「何言ってんのか分かんないんだけど?」