…いや、いやいやいやいやこっちがよくない! だって浅野くんは私の好きな人で…その人が私を賭けてるの知ってて付き合うの?デートするの?さ、最後までいくの…? 「そんなの…どうすれば…」 ぺたん、と座り込む私。 ガラガラとみんなが去っていく音がした。 「でも、浅野くんと他の人がそういうことするのは、嫌だし」 利用されるならいっそのこと…こっちも利用すればいい。 だって…一緒にいれるんだから。