「ん、じゃあ行こ」 さっと私の手を取って前を歩く悠くんに少し顔が熱くなってしまう。 ど、どうしてそんなにかっこいいことを平然とやってのけるのかぜひインタビューしたい… 「ゆ、うくん」 「なに」 「…ううん、なんでもない!」 デートなんて禁じ手だった、今までだって好きが溢れそうだったのにもう零れてしまいそう。 コップ1杯じゃ収まりきらない。