2人で廊下をちょっと歩いただけでもみんなの視線をかっさらってしまう恐ろしい人が隣にいるこの状況。

あぁ…私これからひどいことされたりするんじゃないの…?よく漫画とか小説とかである展開…よ、呼び出しとか…


「あれって逢沢莉咲ちゃんと浅野くんじゃない?」
「どうしてあの2人が?!」



聞こえる聞こえる…絶対不釣り合いとか思われてるよね?
もうそんなこと分かってるから許して〜…

「お前意外とネガティブ?」

「…えっ?」

前を見据えながら話す浅野くんの言葉についつい下がっていた頭を上げる。

「自信もっていいよ、彼女なんだし」