「まぁそうだよね…付き合ったらデートするし、最後までいくのも時間の問題」
はなちゃんが下を見て歩きながらサイドに結った髪をくるくると指でいじりながらぽつっと呟く。
「タイムリミットが始まる選択を、そんなに早く選びたくなくて断ったの…」
多分間違ってなかったけど、気持ちをまだ抑えられるっていう自信はない。
「でも、私は応援するって決めたから、私がついてる!」
ドヤっと決めポーズをするはなちゃん。私も決めポーズを返して2人で笑った。
多分この選択を、はなちゃんがいれば後悔しないと確信した夕方。
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