___ 着いたときには入学式は終わっていて、
クラス発表の時間だった。




「よかった...間に合った...」




そう私が零していたら...





バチンッ





「痛っ...」





誰かに頭を叩かれた。










隣を見ると私の袖をツンツンと引っ張っている
可愛い女の子と、




偉そうに仁王立ちしている小僧...
男の子がいた。






「ここちゃん...」




涙目で私の袖を引っ張りながら
か細い声でそういった彼女


...武井 実里 -takei minori-






彼女は私の1番の親友だ。





1年の頃、ぶりっ子だとかなんとかで
いじめられていた彼女を助けたのがきっかけ。