「そうなの?」‬


‪「多分ですけど、そんな気がします!女の勘です!」‬

‪笑えてるのかな私‬





‪「でも、今は佳奈は関係ねぇや」‬

‪「え?」‬


‪先輩は私の頭を撫でた‬

‪出た、先輩の無自覚‬



‪ただ、頭を撫でられるだけでもドキドキするんだよ‬





‪「待っててくれる?ちゃんと自分と向き合って、答え出したい」‬

‪先輩は私の顔をしっかり見つめて言った‬



‪「...はい!」‬

‪純粋に嬉しかった‬


‪だって振られるとしても、少なくともその間は私のことを考えてくれるんでしょ?‬



‪いつも私だけが先輩を見ていたから、凄く嬉しかった‬
‪そう、この時は、嬉しかったんだ‬