もちろんそれから始まった、先生達の余興なんて全く覚えていない





気付いたらベッドの中にいた


愛菜もしんちゃんも、私達、いや、主にたっちゃんから醸し出された今まで感じたことのないオーラに気付いたんだろう、何も聞いてこなかった




そして、机の下で手を握られることもなかった


ただその日、覚えているのは、たっちゃんを怒らせてしまったこと




失望させてしまったこと

傷付けてしまったこと

そして、ひろくんの笑顔だった