「たっちゃん..」

たっちゃんになんて言えばいいんだろう


まだ自分の気持ちが整理ついてないけど、なぜか、さっきひろくんに対して感じている思いが、みんなと同じお兄ちゃんって思った時に、スッと胸に入って来た気がした



でも、まだ確信は持てないし、今日1日ドキドキも沢山したし、たっちゃんと過ごす時とは違う楽しいって気持ちも沢山知った




「優梨〜〜ご飯行くわよ!」

ベッドにうつ伏せになりながらバタバタしている私の頭を撫でながら、そう言った愛菜

聞きたいことは沢山あるくせに、聞かずにいてくれる
彼女のそうゆうところに、どれだけ救われてきただろう


「行く!」

ありがとね愛菜


私は心の中でお礼を言って愛菜と部屋を出た