「はぁぁぁあああっ..」

結局あれからひろくんに返事をする事は出来なかった



「優梨?おかえり!」

部屋に入ってすぐベッドになだれ込むと、洗面所の扉から顔を出す愛菜が迎えてくれた





「愛菜〜〜」


愛菜の顔を見た瞬間、安心して、なんかどっと疲れた



「どうしたのよ〜〜」

何も言わなくても察してくれる愛菜が大好きなんです私



「なんか疲れただけ〜〜早くご飯〜〜」

子どものように足をバタバタさせる私を見て、ふふっと笑い、もうすぐよ!と言い、また愛菜は洗面所に戻った