「あんたら
それでも男!?」


元から男子は
嫌いだった。


だけど、女よりも
どろどろしてる
男子を見てると
いらいらした。


゛うざい゛


この言葉が
ピッタリだった。


「言いたい事
あんなら言いなよ。
女々しいんだよ!!」


言うまでもなく
その日のウチに
男子の間に
広まった私の言葉


廊下を歩けば


「ほら、あいつ…」


そんな声ばっかり。


同じクラスの女子と
いつも戯れて騒ぐ私が
よっぽど迷惑だったのは
分かったけど…


だけど、どんどん
私の言った言葉の
内容が変わってる。


「なんか、
あいつらの…
蹴ったらしい」


「…ッ
まぢかよ!?」


大げさに
驚く二人


ふざけんな。

誰が蹴るか!