「あたしじゃなくて、この写真の子と!」
「……は?」
その言葉と同時に、封筒を差し出す。
朝学校に来たら渡そうと思ってた。
すっかり忘れちゃってたよ。
「間違えたのか……?じゃあ、こっちが本当の俺の相手?」
その問いにあたしは軽く頷く。
「ていうかなんでお前が持ってんの?」
「それは……蛯原くんのお見合い相手があたしのいとこだから、ですよ」
ふーん、と疑いつつも、蛯原くんは納得してくれた。
カサ、と封を開けて写真を見る。
「ど、どうですか……?タイプの子ですか?」
ドキドキしながら返事を待つ。
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