あたしはそう言って笑いかけた。 なのになぜか、近づいてくる。 「危ないから持つ、貸して」 「え!?いいよいいよ!あたしだけで持てるし!蛯原くんは帰って大丈夫だよっ」 委員会で疲れてるのに、手を借りる訳にはいかない。 「わわっ……」 運ぼうとするけど、重すぎてよろけてしまう。 「だから、危ないって」 あたしをしっかりと支えてくれる蛯原くん。 「ご、ごめんねっ、ありがとう」 顔が近い……っ! 「もう平気だから、離してくれていいよ?」 そう言ったけど、なかなか手を離してくれない。