「お疲れ様!もう帰るの?」 気になってついそう聞いてしまう。 「もう帰るけど」 一緒に帰りたいなぁ、なんて思いつつ、プリントの束を手に持つ。 やっぱり、重っ。 持つだけでも結構頑張らないと持てない。 分けるしかないかな? 「それ、どこに持って行くの」 「へ?これは、職員室まで!」 ヘラリと笑った。 蛯原くんが、一瞬伏し目になる。 「そんなに一気に持てんの?」 「えっ……大丈夫だよ!多分」 あたしならできる、なんて心の中で言い聞かせる。 「じゃ、じゃあね、蛯原くん!また明日」