「うぐっ、重い……」 あたしたちの学年分ほどの量を綴じたそのプリントの束は、とても重い。 何回かに分けて運ぶ……? でも、職員室遠いから、何回も往復するの面倒だし……。 「あたしなら持てる!よし!」 変な気合を入れていると教室のドアが開いた。 「何してんの」 「あれ……?蛯原くん」 そこには、蛯原くんがいた。 どうしたのかな? こんな時間まで。 「帰ったんじゃなかったの?」 「委員会、長引いた」 そっか、委員会かぁ。 大変だなぁ、蛯原くんも。