キーンコーンカーンコーン。
「わ、予鈴鳴っちゃったね」
「やば、準備しなきゃ」
智菜は慌てたように準備を始めた。
あたしは蛯原くんの隣の席である自分の席に座り、蛯原くんの方を向く。
「デートプラン考えとくね!蛯原くん、どんなのでも大丈夫?」
「ん、なんでもいいよ。楠木の好きなとこで」
蛯原くんの了承を得て、あたしはデートプランを考え始める。
どんなのにしようかなぁ……遊園地とかどうだろう?
この前は水族館だったし、違うのがいいだろうし。
遊園地、行ってみたいんだよなぁ……。
よし、遊園地に決定!

