あたしと恋、しませんか？

そう言うと、嬉しそうに笑った沙綾。




「逆に、あたし以外に優しくしてるのは、ちょっとヤダ」





は……？





「ご、ごめん、今のナシで……」





「それは、無理かな……せっかくヤキモチ妬いてくれてんのに、無しにすんのはもったいないよ」





やばい、結構嬉しいもんなんだな。





「でも……」





「沙綾がヤキモチ妬いてんの可愛いから、いいよ」





「〜〜っ、好き！」




ギュッと抱きつかれる。





「わ……ビックリした」





驚いたけど、優しく抱きしめ返す。






このままもう1回、キスしてしまおうか、なんて思いがよぎる。