「……まぁいいや、今は。その呼び方でも」 「ふふっ、ありがとう」 よかった。 これから少しずつ慣れていけば……きっと呼べるよね。 「そういえば、さっきの、ヤバイって何?」 へ……。 「俺が風呂から上がってきた時のやつ。なんか奇声あげてただろ」 えっ! 今それ聞いちゃう!? 「ななっ、なんでもないよ!」 声が上ずる。 何でそんな風になってたかなんて口が裂けても言えない。 「そ、それより!えび……遥くんに聞きたいことが!」