まだ、帰りたくないし。
……蛯原くんといたいもん。
「蛯原くん、もう平気だよ!だから……」
そこまで言った時、彼はあたしの肩に手を回して、自分の方に傾けた。
視界が全て横向きになる。
ここ、これは……!
もしかして、ひ、膝枕というやつでは!?
「全然大丈夫じゃないだろ。さっきのジェットコースター激しく回ってたんだし」
頭痛くなったんじゃねぇの?と蛯原くんが優しい声で言う。
う、何でもお見通しか。
「ご、ごめんね、なんか台無しにしちゃって……」
「気にすんな、まだ時間あるだろ。だからちょっと休んどけ」

