國比呂少年怪異譚・第二夜

何を聞きたがっているのかは、勿論わかってたが、答える為にあれをまた思い出さなきゃいけないのが苦痛となり、上手く伝えられなかった。

というか、あれを見たっていうのが大部分を占めてしまってたせいで、何が原因かってのが、すっかり置いてきぼりになってしまっていた。

「何を見たかでなく何をしたか」

突然、茶髪の丸縁眼鏡の小僧が部屋に入ってきた。

Bの親戚の、國比呂って奴だ。

訊ねる國比呂は、それを指摘しているようだった。

國比呂に言われ、俺達は何とか昨夜の事を思い出し、原因を探った。

何を見たか?

なら、俺達も今のBと同じ目に遭っている筈。

だが何をしたか?

でも、あれに対して殆ど同じ行動だった筈だ。

箱だって俺達も触ったし、ペットボトルみたいなのも一応俺達も触ってる。

後は……楊枝……。