Aがようやく上り切ろうかというその時、俺とBの視線はそこになかった。
ガタガタと震え、体中から汗が噴き出し、声を出せなくなった。
それに気付いたAも、柵の上から俺達が見ている方向を見た。
山への方角にずらっと続く柵を伝った先、しかもこっち側に『あいつ』が張りついていた。
…顔だけかと思ったそれは、裸で上半身のみ、右腕左腕が3本ずつあった。
それらで器用に綱と有刺鉄線を掴んで、い~っと口を開けたまま、巣を渡る蜘蛛のようにこちらへ向かってきていた。
とてつもない恐怖!
「うわぁぁぁぁ!」
ガタガタと震え、体中から汗が噴き出し、声を出せなくなった。
それに気付いたAも、柵の上から俺達が見ている方向を見た。
山への方角にずらっと続く柵を伝った先、しかもこっち側に『あいつ』が張りついていた。
…顔だけかと思ったそれは、裸で上半身のみ、右腕左腕が3本ずつあった。
それらで器用に綱と有刺鉄線を掴んで、い~っと口を開けたまま、巣を渡る蜘蛛のようにこちらへ向かってきていた。
とてつもない恐怖!
「うわぁぁぁぁ!」


