國比呂少年怪異譚・第二夜

それからずっと音に付き纏われながら進んでたが、やっと柵が見えてくると、音なんかどうでもよくなった。

音以上に、その柵の様子の方が意味不明だったからだ。

3人とも見るのは初めてだったんだが、想像以上のものだった。

同時に、それまでなかったある考えが頭をよぎってしまった。

普段は霊などバカにしてる俺達から見ても、その先にあるのが、現実的なものでない事を示唆しているとしか思えない。

それも半端じゃなくやばいものが。

まさか、そういう意味で曰く付きの場所なのか……?

森へ入ってから初めて、今俺達はやばい場所にいるんじゃないかと思い始めた。

「おい、これぶち破って奥行けってのか?誰が見ても普通じゃねえだろこれ!」

「うるせえな、こんなんでビビってんじゃねえよ!」