國比呂少年怪異譚・第二夜

「もうすぐ日が暮れる。いいか、明日の朝までここから出てはいかん。俺もばあさんもな、國比呂を呼ぶ事もなければ、お前に話しかける事もない。 そうだな、明日朝の7時になるまでは絶対ここから出るな。7時になったらお前から出ろ。家には連絡しておく」

じいちゃんが真顔で言うものだから、黙って頷く以外なかった。

「今言われた事はよく守りなさい。お札も肌身離さずね。何か起きたら仏様の前でお願いしなさい」

須磨子さんにも、そう言われた。