國比呂少年怪異譚・第二夜

そのうち、じいちゃんが1人の女性を連れて戻ってきた。

「えらい事になったわね。今はこれを持ってなさい」

須磨子さんという女性はそう言って、お札をくれた。

それから、じいちゃんと一緒に2階へ上がり、何やらやっていた。

ばあちゃんはそのまま一緒にいて、トイレに行く時も付いてきて、トイレのドアを完全に閉めさせてくれなかった。

しばらくして2階に上がらされ、一室に入れられた。

そこは窓が全部新聞紙で目張りされ、その上にお札が貼られており、四隅には盛塩が置かれていた。

また、木でできた箱状のものがあった。

祭壇などと呼べるものではないお粗末なものだけど、その上に小さな仏像が乗っていた。

あと、どこから持ってきたのか『おまる』が2つも用意されていた。

これで用を済ませろって事か…。