「あれは僕達を守ったんじゃないし、Bの事も大事だとかじゃないと思う。ただ、ドアとか家が壊れたら困るでしょ。だから」
何とかした方がいいのか、と思っても、Bは本気では霊を信じていないようだったし、普通の霊じゃないから祓えるとも思えなかった。
だから放っておいたけど、自分は近寄りたくなかったんだ、と國比呂は言った。
ただ、『それ』がBを深刻な危険から守っているのは知っていた。
そして、あの日俺らが本当に危ない場所に行くと感じて、止められないならBの中に居る『それ』に守ってもらうしかない、と考えてついてきたのだという。
「あれが守るのはBだけですからね。少しでも離れたら、井戸から来てた方に憑かれて人生終わってましたよ。他の皆も」
言われて背筋が寒くなったのを紛らそうとして。
「……でも、何だろうな?Bに憑いてるのって。結構よくないか?結局守ってくれるんなら」
そう言ったら、國比呂は羨むような蔑むような複雑な眼を向けてきた。
何とかした方がいいのか、と思っても、Bは本気では霊を信じていないようだったし、普通の霊じゃないから祓えるとも思えなかった。
だから放っておいたけど、自分は近寄りたくなかったんだ、と國比呂は言った。
ただ、『それ』がBを深刻な危険から守っているのは知っていた。
そして、あの日俺らが本当に危ない場所に行くと感じて、止められないならBの中に居る『それ』に守ってもらうしかない、と考えてついてきたのだという。
「あれが守るのはBだけですからね。少しでも離れたら、井戸から来てた方に憑かれて人生終わってましたよ。他の皆も」
言われて背筋が寒くなったのを紛らそうとして。
「……でも、何だろうな?Bに憑いてるのって。結構よくないか?結局守ってくれるんなら」
そう言ったら、國比呂は羨むような蔑むような複雑な眼を向けてきた。


