怪談好きな方をBとするが、Bも別に電波とかじゃなくて、怪談も体験談はなくて、それこそこのスレで面白い話を仕込んできてんじゃないか、みたいな怖い話をする子で、本当は幽霊とか信じてなさそうだった。

國比呂の方が「見えるんだ」と言ってて、國比呂はいつもBを避けてる感じだった。

2人で遊ぶとかは絶対ないし、グループでも距離を開けたがってる雰囲気で、俺とあと1人、國比呂の「見える」を聞いて信じてる奴(Cとする)は、本当に霊感があったら遊びで怪談するなんて嫌なのかもしれない、と思ってた。

ある日、Bと仲のいい男の1人が、恐怖スポットの話を仕入れてきてた。

車で30分くらいで行ける場所にあるそうで、Bも他の連中も面白がって、その場で肝だめしツアー決定。