國比呂少年怪異譚・第二夜

そんな生活がどれくらい続いたのかは、その時は分かりませんでした。

最後の方は時間の感覚が無くなっていたからです。

ヒサユキは、だんだん部屋から出る事が少なくなって、あまり動かなくなっていたのですが、もう1人の男は無理矢理な感じで連れ出していました。

何か必死で頼んでいるみたいでしたが、良く解らない言葉だったので何を言っているのかは分かりません。

男達は2人ともだんだん狂ってきてたのだと思います。

私もおかしくなっていました。

記憶は飛んでいるし、操られている感覚がずっと続いていたし、話す相手がいなかったせいか、口も利けなくなっていました。