暗幕の向こうのガラスには、その子の顔が浮かんでいるのだろうか? 「他にも、その子の顔が授業中浮かんでいるのをみたとか、気分が悪くなる子がたくさんでたそうよ。この教室で授業ができなくなるぐらい奇妙なことが起こったの。」 ここで一度声は切れた。ろうそくがゆっくり燃える。とがっていた炎が丸くなった。 「みんなが言ったわ彼女は“夢喰い”になったって」 彼女には、夢があった。芸能関係の学校に入って映画女優になるという夢が…… しかしその夢は、事故と共に消えた。 同時に彼女に恨みが芽生えた。