キミだけに届けたいもの






うぅっ……!

なんか今、すごい寒気がしたような…



「は、原代くん、はやくおやすみになってクダサイ……」


「なんでぇ~?」



はいー!?

何で今猫かぶる!?



「何でって、あなた熱!高熱出してるんだよ?」


「わかってるし」




あ、戻った。


「安静にしてください」


「……うん」




すると、

ものの数秒で

原代くんの寝息が聞こえた。




はやっ!

もう寝たの!?


原代くんの側まで行き、寝ていることを確認してみる。


「あ、本当に寝てる……」


今日の昼間もちゃんと寝れてなかったのかな?


一瞬で眠っちゃったよ。



額に少し汗をかいている原代くん。


タオル、交換してあげよっか。


原代くんの額に置かれたタオルを絞り直す。


そして、また原代くんの額にのせる。



その瞬間、


ニコッ


と、うっすら笑を見せた原代くん。





ドキッ、


な、なんでそんな笑顔……