キミだけに届けたいもの






「ねえ!勅さん!原代くんと付き合ってるの!?」

急にクラスの女の子に聞かれた。

ええっ!?


なんでそうなります!?


どうしたら

そんな流れになりますかね……!?


この状態からして原代くん、本当に人気者じゃないか……


そんな人が私1人と毎日お昼一緒だなんて


私がいろいろ耐えられないよ!


と、今更そんなことを思った。


「違いますよ~。そんなんじゃないです。」



原代くんが口を開いた。




「ただ昔からの知り合いで、高校でまた再会できたので昼食の時間にでもお話したいなーって思っただけですよ~」



「そういうことか!でもいいなぁ勅さん、昔から原代くんと知り合いだなんて~」


私のクラスの女の子が言った。




…………え、



昔からの





知り合い?










私、初耳だよ?