「とりあえず精神科にコンサル頼むか?」


宗大の言葉に首を振る。


栞は絶対嫌がると思う。
一人で抱え込んでるのを少しずつでいいから話してほしい。


精神科には行かせたくないのが本心だ。




「そっか。

冬馬無理すんなよ」


「ああ。」



まだ少し重たい頭をフル回転させても、答えはなかなか出なかったーー。