部屋について それから自分のしたことを思いだして 恥ずかしさと嬉しさとで舞い上がっていた 小さなアパートの部屋は いつも冷たくて 誰もいないから けれど今日は ずっとドキドキしていて この冷たさが調度よかった ふと立ててあった手鏡に自分を映して 赤くなった顔をのぞきこんだ その時かすかに 左腕の疵が見えた 闇は誰にでもある あの人にも そして私にも ドキドキしていた心臓も おさまって 暗い天井を見上げる 明日も会えますように そんな風にあの人を想い 心を満たして 幸せでした