恋と呼ばせて



「日下部くんは?」


「俺も特にないですけど…フルーツはあんまりっすね。」


「へぇ…貰い物とか多そうだから大変ね。」


「妹にあげてます。」


「妹がいるの?何歳?」


「今年19になります。」

「わかっ…!
そんな子近くに居てよく私と並んで歩けるね?」


「え?むしろ、逆にそーゆー若い女の子は妹にしか見えないですよ。」


今だけだよ…と頭の中で鼻で笑う


「年下ってどう思いますか?」


唐突に直球を投げかけられ思わず顔が強ばる。