「いえ、先日から琴音さんとお付き合いさせてもらっています。」


「ハハッ、漫画みたいな展開だね。
そうか…、琴音も17歳だもんな。

…僕は琴音が幸せならば何も言わないよ。

海堂先生、琴音のことお願いします。」


「琴音さんを絶対に幸せにします。」




漫画みたいにベタな発言だけど、
絶対に琴音を幸せにする。




「あ、海堂先生。
僕からの提案なんだけど ──────。」




この発言が、俺を狂わせることになるなんて全く思いもしなかった。