ドクターと恋を始めました。【完】

理於side





俺が恋をしたのは、兄貴の患者の一人で兄貴の親友の彼女だった。


彼女と出会ったのは、6月中旬だった。




第一印象は、
血色の悪い子だな…というぐらい。




両親、兄が医療関係者ということもあり昔から我が家は医療用語が飛び回っていた。




だから、ある程度の医療内容は把握しているし俺も将来は医者になる。




そう決意し、本格的に高校の受験を考えていた時に親父から


『理於、お前アメリカに行ってこい』


と言われた。



正直、嫌じゃなかった。
俺の尊敬する愁さんに近づけると思った。



あの人と同じアメリカの高校に行きそのまま大学も向こうと思っていた時に親父からそろそろ戻って来いと連絡を受けた。



そして、俺は2年間語学留学を兼ねてアメリカに行った。



結構向こうでの生活は充実して楽しかった。


友達も沢山出来たし行った当初は言語で少し悩まされたけどすぐに解決した。



2年間の留学を終えた俺は南出高等学校に無事に編入できた。



南出高校は医者や政治家の中でも有名な進学校で兄貴の母校でもある。