「まぁ、大体こっちゃんのことだから、心配かけたくない、とか、同情される、とか思ったんでしょ?」
あはは、凪ちゃんお見事です。
心の中で笑っておこう。
「そうそう、琴は昔からそういう子だから仕方ないんだけど。」
呆れているけど、それでも中学から一緒にいてくれたし隣で笑ってくれた。
ななちゃんがいて本当に良かった。
高校に進学してからは凪ちゃんとも出会ったしあたし良い人生おくってる。
この思い、お母さんに届くかな?
「今までごめんね、2人とも。
今後とも、こんなあたしと仲良くしてね!」
「なに、今更?やっぱり琴は馬鹿だよね。」
そう、ななちゃんに流されてしまった。
それでも良い。
あたしはこの2人と一緒にいて本当に居心地が良い。楽しい。
これが、本当の友達。
上部じゃない友達なんだ…、
「あ、1つ聞きたい。今はどこに住んでんの?前に住んでるはずのマンションに行った時に引っ越したって聞いた。」
「あ、あ…えっと、主治医の家かな?」
そう言った瞬間、隣でカフェオレを飲んでいた理於君がカフェオレをふいた。
少しむせながらあたしの方をみて『は?』的な顔をしていた。
「琴音ちゃん、まさかとは思うけど愁さんの家に住んでるの?
…それかなりやばいよ。」

