ドクターと恋を始めました。【完】




「体調はもう大丈夫なのか?」


「だいぶ良くなりました!学校に来たくてウズウズしてた程です。」


「ほぉ?俺の授業が受けたくてか、

そうか、そうだよな、“俺の” 授業が受けたくてだよな。」




目を細めながらニヤッとした先生。
何かを企んでいる顔だ。

嫌な予感がしてきた…、




「休んでいた分の授業を今日の放課後にでもしてやろうか。」


「…」




嫌な予感が的中した、
有り得ない、あたしの貴重な放課後が。


鬼の原ちゃん降臨。




「馬鹿だね、琴音ちゃん。放課後に原先生の授業受けるとかダルイにも程がある。」


「…うぅ。」




自ら墓穴掘ってどうしたい。
あたしって本当に大馬鹿者だ…。

何で後先のことも考えないんだろう。




「まぁ、近々世界史の小テストあるしいいんじゃない?どうせ赤点者は補習だし。」




喜んでいいのか、もうわからない。
けど、多分いいんだと思う。


補習とか夏休み削るだけだし…、




「…うん、頑張ろう。」


「今までの範囲そこまで難しくないから2時間あれば要点はわかると思うよ。」




はは、要するに2時間はかかるってことだよね。…うん、辛すぎる。



再登校1日目、波乱の日になりそうです。